2014年6月16日(月)

嬉野

2014年6月16日(月)
奥さん、嬉野です。
さて、明日の晩は、日付の変わる頃を目指しまして、
水曜どうでしょうDVD第21弾「リヤカーで喜界島一周」の発売を記念いたしましたユースト中継がございます!
今回の中継場所は、
いつものHTBどうでしょう編集室ではございません!
そうなのでございます!
18日より開幕いたしますところの!
藤村忠寿さん!劇団イナダ組!第一回出演作品!
「わりと激しくゆっくりと」が上演される、
札幌は琴似にあります劇場「コンカリーニョ」より、
芝居初日を明日に控えた前夜の緊張感の中からお送りすることになるのでございます!
恐えぇ~!
オレねぇ。
この芝居、いろんな意味で見て欲しいって今思ってます。
イナダさんの書いた本、良いんです。この芝居、良いんです。札幌の劇団、レベル高いぞと思ったんです。
最初は、うちの藤村さんが、初舞台に臨んでね、
どんだけ酷い目に遭うだろうというのが最大の関心事だったから、動画で藤村さんに毎回毎回インタビューしてね、
稽古場風景とか一切撮らずに、
藤村さんの受け取り方を唯一の窓にして、ドキュメンタリーを作ってやろうと思っていたんだけど、
予想外に藤村さんという人は、セリフを入れていくんだよね。
普通に役者として動いている。
どうも、私の当初のもくろみからは大きく外れていって、藤村さんは役者として既に機能していたのね、
その頃から、私は、だんだん芝居の中身に興味が移行していったの。
それでも、イナダさんが書いているのは、
連れ子どうしの再婚とか、
再婚したあとにリストラにあった父親に言いたいことをずけずけ言う娘とか、
引きこもりがちな息子とか、
愛情があるかわからない夫婦とか、
見つめるのを避けて、家族に気を使って、家族であり続けたいと頑張る父親とか、
それってもう、30年も40年も前から映画やテレビドラマで見続けてきた今時の家族像のような気がしてね、イナダさんの書くものはずいぶんステレオタイプじゃないか、と思って稽古場で見ていたの。
でも、10日ほど前にね。
イナダさんがやっと台本のラストを書きあげてきて、
初めて、芝居を頭から通しで見たの、
その時、ラストで仰天したの。
「こんな、話になるんだ!」って。
自分でもよく分からないのよ。
だって、自分が目の前でずっと見て来たものの中には、
目新しいものは何もなかったはずなのに、
イナダさんは、目新しいものは何も提示しなかったはずなのに、ラストで、それがそのままそっくりひっくり返されてしまう気がしたの。
オレだってね、どうでしょう以外でドラマの企画をやれば、
その度に脚本家と膝詰するんだから、本の良し悪しは普通の人よりは分かると思ってる。だから根拠のないことを書いてるんじゃないのよ。
この物語には、もうひとり、再婚した女房の昔の亭主が出てくる。
この男が、ラストで全てをひっくり返そうとしてくる。
その力に総毛立つ思いがした。
舞台初日は今週の水曜日18日からです。
私も毎晩アフタートークに出倒しますよ!
そらもう膝詰ですよ。
最終日の21日のお昼公演マチネのアフタートークのゲストには、
「踊る大捜査線」の巨匠!本広監督が出演!
21日の夜公演のアフタートークには、「ダウンタウンDX」「ガリゲル」のプロデューサー!人たらしの西田二郎さんがゲスト出演!
今週札幌にいて、夜に、そう言えばとくに行くとこないから、どっか行きたいと思っているなら、ぜひお出で。
おっさんみんなで待ってるぞ!
それでは本日も各自の持ち場で奮闘願います!
朗らかに解散!
6月5日木曜日。藤村でございます。
あと2週間後に迫りましたイナダ組公演「わりと激しくゆっくりと」の稽古を、会社帰りの夕方から連日続けております。
昨日、ようやく台本が最後まで完成して、いよいよ最終段階の稽古へと突入しております。
おもしろい芝居になっていると思います。ぜひご覧いただきたいと思っております。
さて昨日、告知し忘れておりましたが、ニコ動のバンプレチャンネルにおきまして「一番くじ発売記念!対決列島ボードゲーム大会」の模様が配信されました。一番くじのA賞で当たる対決列島ゲームを、わたくしと嬉野先生、石坂店長とバンプレスト代表が実際にプレイいたしました。これ、ほんとやってみるとおもしろい!
昨夜配信されたものは、また引き続き見られるそうですから、バンプレチャンネルをチェックしてみてください。
そして本日から朝日新聞北海道版にて、わたくしの連載が始まりました。タイトルは「笑ってる場合か!ヒゲ」。電子版でも読めるそうなので、一度のぞいてみてください。連載は毎月第一、第三木曜日でございます。
そしてそして!
いよいよ再来週18日に引き渡し&発売されるDVD第21弾「リヤカーで喜界島一周/釣りバカ対決わかさぎ釣り2」。発売前夜に行われる恒例の中継でありますが、今回は芝居公演初日も同じく18日ということで、わたくし前日は劇場で最後の稽古をしております。
そこで今回はいつもの編集室からではなく、本番を明日に控えた札幌琴似の劇場コンカリーニョから生中継をいたします。舞台の雰囲気を感じていただきつつ、あからさまなグッズ宣伝をとり行ってまいりますので、みなさまぜひぜひ!17日午後10時半にご参集ください。
では!本日も編集終わったら稽古場へ直行です。
2014年6月4日(水)
嬉野でございます。
札幌は暑うございますよ!奥さん!
とは言ってもね、暑いのは日中だけですから、
そして、その暑くてたまらん時間は会社におりますし、
もうこの時間になりますと涼しい風も吹き始めますからね、
そこはやはり内地の猛暑とは規模が違うわけでございます。
ここいらは空気が乾燥しておりますからね
陽が傾くといっきに空気が冷えて、
とってもしのぎやすいのでありますよ、
これは暑くても爽やかな夏と、
内地生まれで内地育ちの私なんかは思うのです。
ということで奥さん、
そろそろ夕方6時を過ぎましたからね。
今夜も藤村さんの稽古場へ向かってみようかと思うのであります。
いや、あの藤村さん。
ひょっとして好い役者なのかもしれませんよ奥さん。
なんか気になる存在感を醸し出しているような気がするんですよ。
「いや、オレね、最終的には、演技してるだけじゃなくて、なんらかの存在感を出すまでに持って行きますよ…」
と、あの方、先日、出張先の東京で、
ばんめしの時に、ぽつりと言ってましてね。
感心したのでありますよ。
「でもあんた、存在感って言ったって、どうやったらでるのよ?」
って聞きましたらね、
「そう。それは分からないんだけど、でも、やろうと思ってるんですよ…」
と、あの方、したたかな顔して言ってましたね。
あの方、恐るべきところのある人ですからね、
なんか確信があるんですね。
いや、それとたしかにね、
稽古を覗きに行くたびに、あの方、気になる存在に
なっておりますよ奥さん。
さぁではみなさん!
本日もあい変わりませず、
各自の持ち場で奮闘を願いますよ!
明日の日本のためでございますよ!
では、楽しげに解散!
【日記メモリアルのコーナー】
5月20日火曜日の藤村日記
先におしらせ。
23日金曜日から角川文庫「けもの道」(藤村著)が発売となります。以前出版した単行本にあとがきを加えて今回、文庫化となりました。表紙はDVDのイラストでおなじみ松村画伯によるもの。この表紙は見ものです。
さて、会社帰りと休日はもっぱらお芝居の稽古に明け暮れております藤村でござります。
イナダ組公演「わりと激しくゆっくりと」の稽古が始まっておよそ半月。すっかり芝居が楽しくなっちゃっております。嬉野先生もすでに3回ほど稽古を見学に来ておられまして、「おっさん舞台デビュー」の密着取材を熱心に行っておられます。
現在、台本が3分の2ほど完成したところで(最初っから完成した台本があるわけではなく、稽古しながら話を作っていくというスタイル)まだラストがどうなるかはわかりませんが、これまでのところで言えることは、わたしくしには、いいセリフ、かっこいいセリフ、人の心を打つセリフ、がひとっつもない!ということです。
言っておきますが、ほぼ主役です。ですが、私にはまったくもって見せ場がない、という不思議な役柄です。
作・演出のイナダさんいわく「藤村さんの持っている印象とはまるで違う人を演じてもらいたい」ということで、今回わたくしが演じるのは「情けない父親」。娘に「器が小さいのよッ!」などとなじられてひと言も言葉を返せないという。
「とはいえラストぐらい、なんかいいセリフあんじゃねぇか?」という期待を持ちつつ、稽古をしておる毎日でございます。
チケットがそろそろ売り切れ近くなっておりますが、19日木曜日と大空町公演はまだ余裕あるみたいです。これ、おもしろいお芝居になりますよ。
劇団イナダ組・藤村忠寿第1回出演作品
「わりと激しくゆっくりと」
★札幌公演
6月18日(水)19:30
6月19日(木)19:30
6月20日(金)19:30
6月21日(土)千秋楽
13:30/17:00(1日2公演)
場所は、札幌琴似にあります
生活支援型文化施設コンカリーニョ
そしてなんと6月28日(土)18:00からは、
女満別にあります大空教育文化会館で道内地方公演もございます!
前売りはどの日も3000円!
ローソンチケット( Lコード 18857 )
(17:34 嬉野)