★今週水曜日深夜0時15分から!(北海道ローカル)

藤村

★今週水曜日深夜0時15分から!(北海道ローカル)
藤村・嬉野プロデュース 水曜どうでしょう×ヨーロッパ企画
「ヨーロッパ企画です。」放送でございます!
2月27日月曜日。藤村でございます。
嬉野先生が日記に書かれているとおり、2月の頭に大分県の竹田に行ってまいりました。姫だるま工房の後藤さんのご実家で「味噌作りをする」というので、「そりゃおもしろそうだ」と出かけたわけです。で、実は竹田に行く前に、もうひとつ立ち寄った場所があります。記念すべき「どうでしょう」の最初の企画「サイコロの旅」(96年)で訪れた「石仏の町・臼杵」であります。
東京から深夜バス「オレンジライナー」に乗り、愛媛県の松山へ。そこで出たサイコロの目が「謎の町・臼杵」でありました。
あの当時は、フェリー乗り場から臼杵駅へ移動しただけで、町の様子はまったく見ておりませんでしたが、実はこの臼杵という町、大林宣彦監督が映画の舞台にしたほどの(「なごり雪」)実に風情のある町なのでありました。
大友宗麟が開いた臼杵城の城下町である臼杵は、時代から取り残されたような、飾り気のない静かな町並みで、その町外れの岩肌に、立派な石仏が彫られてある。町の中を流れる川の中州には、古めかしいフンドーキン醤油の本社工場が建っていて、昭和の郷愁がぷんぷん漂う。一方、この町は、豊かな豊後水道に面していて、ふぐが有名。ヒレ酒なんか飲みながら、ふぐ料理をたらふく食ったらもう、この町から離れられなくなります。
そんな臼杵の町に、竹細工の工房がありまして、そこで、「メイド・イン・ジャパン」の新たなグッズを作れないかと相談に行っておりました。
膨大な手間と時間のかかる竹細工製品は、今、ほとんど中国で作られているそうです。しかし、一朝一夕では決して真似することのできない緻密な職人技が、まだまだ日本には残っている。我々も工房で、カゴやバッグなどの竹製品を見せてもらいましたが、弁当箱のような単なる箱であっても、その細かい細工に、ついつい目を奪われてしまうのです。ついつい手に取って、ついついなで回してしまうのです。それだけの手仕事の精密さが、日本の竹製品にはある。
日本には、世界に誇る技術があります。世界に誇る独特の感性があります。コストでは決して計ることのできない、こういう手の込んだモノにこそ、日本の力が宿っているのだと、つくづく思うんです。
京都の染物屋であつらえてもらった風呂敷、東大阪の町工場で作ってもらったアクリルキーホルダー。これらの手の込んだモノ作りを通して、日本の技術を今一度見直しました。
「がんばろう日本」なんて言わなくても、ずっと、やってきているんですよ、日本は。なにもうろたえることなんかないんですよ。そう思います。
番組のグッズという見せ方で、風呂敷もアクリル製品も作りましたが、これは、できれば実際に手に取ってもらいたいけれど、とりあえずは知ってもらうだけでも十分という、きっかけ作りをしたかっただけです。日本の技術を知っていくと、なんだか、自信がわいてくるんです。
アクリルキーホルダーを作ってくれた東大阪の町工場「クリスロン」の高山さんは、どうでしょうバカです。「いやぁーこのキーホルダーが作れて良かった」「ウチの技術が役に立って良かった」と言ってくれました。
新潟沖で採掘された天然ガスから作られたという、度を超した透明度を誇る日本製のアクリルキーホルダー。その中には、原付東日本でミスターさんが実際に札幌まで運んできた「あきたこまち」のひと粒が、封じ込められております。
新潟、秋田、そして大阪の合作で作られたこちらのアクリルキーホルダーは、数量限定で現在発売中であります!
・ ・・とまぁ、発売日に宣伝活動ができなかったので、今やっておきました。
近々、嬉野先生が写真入りで、詳細なアクリルキーホルダー製造レポートを書くはずですからお待ち下さい。
ね、先生。おれが韓国行ってる間に書くって言ってましたよね?
じゃ、また明日。
★どうでしょう新作がついに関東圏で放送開始!
東京MX‐TVでは3月11日から!
千葉テレビさんでは4月4日から!
★ただ今、電撃オンラインで!
「藤やんうれしーの悩むだけ損!」が好評連載中です!
くじらさんもイラスト書いてくれてますの!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/
(14:07 藤村)