10月14日金曜日。藤村でございます。

藤村

10月14日金曜日。藤村でございます。
DVD第16弾「原付東日本/シェフ大泉夏野菜」の発売&受け渡しから1週間ちょっと経ちました。みなさま、ご覧いただけましたでしょうか。
先週5日の発売前夜は、吉祥寺の東急百貨店におじゃまして、そこにいるお客さんにご挨拶ぐらいはと思っておりましたら、いきなり屋上に連行されまして、驚くほど多くのバ・・・みなさまが集まっておられるのに面食らい、ろくなお話もできず失礼をいたしました。
その夜は、都内にある「ユーストリーム・アジア」から、2時間のインターネットのユーストリーム中継をいたしました。3万人近いバカ・・・みなさまがご覧になっていたと聞いております。しかしながら、見ていない人も多かろうということで、中継でお話ししたことをここで補足しておきましょう。
DVDに入っております封入オマケの「ウィリー紙相撲」。こちら、「※対戦相手は特にいません」という注意書きのとおり、土俵(というか道路)の上を動くのは、「大」さんのみ。遊び方といたしまいては、ただひたすらにトントンと「大」を動かし、絶妙な角度とスピードで、正面に固定された「安全第一」に突っ込ませるという、果てしないひとり相撲を極めていただくものであります。勝ちも負けもございません。「ウィリー紙相撲全国選手権大会」もございません。ただただ「今のはいいウィリーだった」と、己が満足すればそれでよしの、非常に孤独でマニアックな領域の遊びとなりますので、ご注意下さい。
また、同日発売された「フィギュア其の3」の箱に書かれてある「ドーム・パスタ」の説明書きについて。「パスタの下にはエビチリが」という表記がございますが、これはエビチリではございません。パスタを投入する前にフライパンに入っていたエビをはじめとする具材であります。ここで訂正をさせていただきます。
ユーストリーム中継では、「フィギュア其の3」に続いて、現在すでに製作に取り掛かっている来春発売予定の「其の4」のラインナップ候補を特別にお見せいたしましたが、そのあとの「其の5」については、生中継中に「これを作って欲しい」というリクエストを募集いたしました。今のところ「カタい八つ橋のようになった東京地図」や「顔を隠して後部座席に座るonちゃん」「バズーカを構える写真家」などの候補が上がっておりますが、こちらの掲示板でもリクエストを募集いたします。どうぞお書き下さい。どうでしょうを愛してやまない造型師軍団が、見事に作り上げます。
さて、わたくしは早くも次のDVD第17弾「ヨーロッパ・リベンジ」の編集に入っております。現在、「第三夜」を編集中。
暗闇の中で男がこう言います。
「いいかよく聞け」
「ドイツで、我々は今から、この道ばたで、テントを張るって言ってるんだ」
名場面「ここをキャンプ地とする」の一幕であります。
危機的状況の中で、その状況を理解すればするほど、涙を流して笑うしかない男たちの群像。
「ヨーロッパ・リベンジ」も、「やはり名作!」とうなるばかりでございます。
では!本日も編集とまいりましょう。
あ、現在発売中の「Number Do」というスポーツ雑誌(40代の星・三浦カズさんが表紙)で、「札幌自然派ラン」というコーナーにわたくし出ております。私の普段のランニングコースも紹介しております。立ち読みでどうぞ。
よし、また来週!
【昨日のう日記】
2011年10月13日(木)
嬉野です。
本日、札幌は美しい秋晴れです。
ただいま西の方角より斜めの光が町中に差し込みまして、
建物の壁がことごとく金色に照り輝いてくれております。
贅沢で、のどかな秋の風情です。
この平和で幸福な今日という日も、
まもなく薄闇の中に暮れていくことでしょう。
とまぁ、それはそれとして、とりあえず忘れていただいて、
先日、うちのコンテンツの同僚であるところの
福島君からね、「七人の侍」のブルーレイ版を頂きまして、
だって、くれるって言うんですもの。
凄いから見てくださいって言うんだもの。
映像の修復ぐあいが凄いから、いろんな人に観てもらいたくて、
配ってるっていうんだもの、そらぁもらいますさ。
あれだよね、
黒澤明さんのことなんか、もう知らない人がいるかもしれない時代なんだよね。
平成23年って、そういう時代なんだよね。
けどさぁ、あの方が昭和29年に東宝で作られた「七人の侍」という映画はさぁ、もうもう、ほんとに良くて良くて、凄いのですよ。
その「七人の侍」を、我が家で、
しかもブルーレイで、ほんとに久々に観ましてね、
いやはや、ブルーレイの映像というのは凄いね。
いまや劇場で観るよりきれいなのかもしれないと思ったよ。
確かに、50年以上前のフィルムだし、モノクロだから、
現代の目で見て美しいというものではないかもしれない。
しかし、我が家で見ても恐るべき迫力で観れたわけです。
戦国時代のお話ですよ。
日本中が内戦に明け暮れていた15世紀から
16世紀ころのお話ですよ。
そういう治安の乱れた世間の混乱に乗じて、
武装した強盗集団が各地に現れていたらしくてね、
正式に殿様に召しかかえられているわけではない、
非正規の武士集団なので「野武士」と呼ばれ、
劇中では「野伏せり(のぶせり)」と呼ばせてましたね。
その強盗集団の「のぶせり」に、
あちこちの村々は刈り入れの時期になると、
収獲した稲も麦もことごとく奪われ蹂躙されるという時代です。
言うことを聞かないと家に火をかけられる。
村ごと火で焼かれてしまう。
人も殺されてしまう。
代官所はあるんだけど役人は頼りにならず、
村人は追い詰められる。
そうして「もうこれ以上、蹂躙されるのは嫌だ!」という時に、
怖ろしい蹄の音を轟かせて「のぶせり」がその村の見下ろせる高台へ集まって来る。
「やるか!この村も!」
どっかで略奪をしてきたのでしょうね。
だからその勢いをかって、今からこの村も襲って、一切合切奪ってしまおう!そんなふうに、けし掛けている。
「まてまて!去年の秋!米をかっさらったばかりだ!今行っても!何もあるめぇ!」
「じゃぁ!この麦が実ったら!また来るべぇ!」
そういって風のように去っていく。
この一部始終を草むらに身を潜めて聞いてしまった血の気の引いた村人が、血相を変えて村へ下りていくところから物語は始まるのであります。
麦が実り、収獲を終えたら「のぶせり」が来る。
村民一同、深い憤りにはらわたの煮えくり返る想いの中、評議を繰り返しますが、どこまで評議を繰り返しても結論が出ない。
だって「のぶせり」の言うことを聞かなければ村は全滅の憂き目を見るし、かと言って彼らに収穫物を差し出せば村は破産に追い込まれるわけだから
その時、長老がうめくように言うのです。
「やるべし」
一座に緊張が走る。
「だども じさま おらたちゃ百姓だ 戦の仕方なんぞ分からねぇ」
「サムライ 雇うだ」
百姓がサムライを雇うなどと、誰も聞いたことが無い。
そんなものは絵空事だと言えば長老が答える。
「おら この目で見ただよ おめぇらが生まれた時分のこんだ  この村さ 逃げてくる途中で見ただよ 燃えていなかったのはサムライ雇った村だけだっただ」
こうしてサムライ探しに街へ出た百姓たちが、一人のサムライに出会うまでの33分間を、ぼくらは驚嘆の思いで観ることになるのよ奥さん。その33分間の進行は凄いよ。一切よどみなく、観る者は引き込まれるだけなのだよ。
古い映画。
これからは、古い映画も見たほうが好い。
得しますから。
それでは、本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散!
藤村さん本日も鋭意編集中!
★ただ今、電撃オンラインで!
「藤やんうれしーの悩むだけ損!」が好評連載中です!
くじらさんもイラスト書いてくれてますの!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/
【来月!白A北海道公演あります!】
あの白Aが11月に北海道に来ます!
公演場所は滝川市と札幌市、そして鷹栖町。
是非見て欲しい。
11月23日鷹栖公演。
11月24日滝川公演。
11月25日・26日札幌公演。
札幌公演の会場は、キューブガーデンになります。
ローソンチケットで、お買い求めになれます。
(ローソン店頭のロッピより)
売り切れる前に急げ!
(13:42 藤村)