9月3日金曜日。藤村でござります。

藤村

9月3日金曜日。藤村でござります。
新作の編集にどっぷりと入っております。現在、2週目まで作り、3週目に突入しております。
まだスーパーやテロップを付けての完成ではないけれど、2週目までを見ましてね、4年ぶりのどうでしょうは、やっぱりおもしろいですよ。
いやー新しいどうでしょうもやっぱりおもしろい。
とりあえずね、もし生きる希望を失った人や、余命を宣告されちゃった人がいたとしてもだ、とにかくこの新作が放送されるまでは、ちょっとがんばったほうがいいですよ。あのねぇ、必ず笑わいますから。これ見ないで死んじゃうのは損ですよ。いや、大げさじゃなく。だって生きてる楽しみなんて、そんなもんさ。小さなことだもん。とにかく!今編集やっててね、これおもしろいんですよ。見てもらいたいわぁー。
さて、話は変わって、現在公開中の映画「踊る大捜査線3」観ました?観た人はお気付きになられたでしょうか。あるシーンにどうでしょうを意識したものが出てくるのを。
今回の「踊る」は、湾岸署が移転することになって、その引っ越しの最中にいろんな事件が起こると。湾岸署が封鎖されて、電気も消えて、その暗闇の中に・・・カンペキにどうでしょうの名場面でおなじみのあるモノが出てくるんです。
「踊る」がテレビドラマとしてスタートしたのは、どうでしょうがスタートしたのとほぼ同じころ。
当時、私もよく観ておりましてね。とっても好きで。
事件そのものよりも、領収書をなくしたとか、交通安全のイベントがどうしたとか、気の抜けたようなテーマが散りばめられていて。そのくせ音楽は緊迫感があって。
どうでしょうもね、日本制覇だとかアメリカ横断だとか、大げさなこと言ってるくせに、メシがまずいとか、おまえの言い方が気にくわないだとか、些末なことがテーマでね。そこらへんとても感覚が似てるんです。
だから「サイコロシリーズ」なんかでは、「踊る」の音楽を使わせてもらっておりました。目も当てられないほどバカバカしいからこそ、音楽には無意味なほどの緊迫感をもたせる。おちゃらけたものに、おちゃらけた音楽をかけたのでは、「緊張と緩和」という笑いの方程式が成り立たない。緊迫感がある音楽だからこそ、おちゃらけた内容がより際立つ。
「踊る大捜査線」には、作り手として勝手に親近感をもっておりました。「踊るはおもしろいなぁ」と。
思いというのは通じるもので、2年前でしたか、私の好きな京都の華のない劇団「ヨーロッパ企画」を通じて、「踊る」の監督・本広さんとお会いして(本広さんは「サマータイムマシーンブルース」や「曲がれスプーン」などのヨーロッパ企画の作品を映画化しております)。そしたら本広さんが「どうでしょう」を大好きであることを知り。お互い同い年であったこともあって、とにかくいろんなことをしゃべり、一気に距離が縮まったのであります。
で、今回の「踊る3」で、どうでしょうゆかりのものを登場させたと。
「踊る大捜査線3」。レインボーブリッジの封鎖から、こちらはなんと7年ぶり。その間、いろいろとあったでしょう。
規模はまったく違いますが、私もどうでしょう4年ぶりの新作。
がんばりますよ!
じゃじゃじゃじゃじゃぁじゃぁ、また来週。
●水曜どうでしょう初のフィギュアが9月22日(水)に発売!
全5種+シークレット1種で、販売場所は全国のローソン店頭ほか。価格は各368円(税込)。
(21:43 藤村)