2009年8月4日(火)

嬉野

2009年8月4日(火)

嬉野です。

さて、夜の10時になりそうですが、
藤村先生はまだ編集室から出てまいりません。

この三ヶ月間、こもりっぱなしで編集をしておりましたが、
いよいよラストスパートでございます。

先生は、来週一週間お休みする計画でございますので、
最後の気力を振り絞っておるのだろうと推察いたします。

先週末の副音声録音でも、先生は帰り際に脱力していました。
疲れ果てておりました。
あの日も全力投球でございました。

過去に放送した番組を、DVDでもう一度見てもらう。
そのために三ヶ月間という時間を費やし再編集をするわけでございます。それもこれも面白いから費やせるのだろうと思います。
そして、やり始めたら案の定、
止められぬほど面白いのだと思います。
だから三ヶ月間も編集室にこもって編集できるのでございます。

つまり作り手は幸せなのでございます。
だから見るほうも幸せになれる。そういうことでございましょう。

いっけん、放送時と大差無く見過ごしてしまう箇所もございますが、微妙に編集を変えてきているところがございます。
毎回、繊細に作りこんでおるようでございます。

11年前の番組を同じディレクターが再編集するということは、
あれから11年の間に培った経験とその間に磨かれたセンスで再構築されるということでございます。

同じディレクターが繋ぐから、
昔の想いはそのままに、
そして今の感覚で新たに整理された分、気持ち好く、
あの日のままに面白く、可笑しく、
変わることなく笑えるのだと思います。

タレントは幸せだと思います。
本当にそう思います。
11年たっても、こうして時間をかけながら、彼らの魅力はメンテナンスされていくのですからね。時間の圧力に放置され、彼らの魅力が損なわれるという事がないのですから。

こんな贅沢な事ができるのも、
田舎ならでは、北海道ならではということに、
今の時代は、なっておるようでございますね。

ディレクターだったら、本当はみんな同じようにやりたいだろうになぁと、藤村先生はいつかポツリと言っておりました。
誰もがやりたいはずなのに、それをさせない何かがある。
それが今という時代なのだろうと、そう申しておりました。

2003年から始まった「水曜どうでしょうDVD全集化計画」も今年で6年目でございます。
この秋の10月28日に12弾は皆さんの手に渡ります。
まだまだ先のことですが、この先に楽しみが待っているのだと、
お思いになって、どうかこの先の人生をお励みくださいませ。

さて、今日は「徹子の部屋」に樋口了一さんが出演して、
「手紙」を歌ってましたよ。見ました?みなさん。

じゃ、また明日!
解散だ!

あしたもまた来いや。

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(21:53 嬉野)