2006年2月2日木曜日。

嬉野

2006年2月2日木曜日。
えぇ、みなさん。
下の方で「新作」のネタをばらしてしまった嬉野です。
下の方まで見ると「新作」見てない方はネタが分かりますから、見ないほうがいいですよ。
言われて初めて気がつきましたが…。
まぁでも、いいじゃない。ネタ分かっても。
面白いから。ね。
ということで、先程あげました本日の日記の始まりです。
すいませんね。
みなさん、こんにちは、嬉野です。
そして、本日も健康です!
とはいえ、どうも気分がふさぎがちだ。
この雪がいけない。
雪はもういい。
とくに今朝は札幌地方、吹雪いておりまして、視界わずかに100メートル程度でした。
だから、春よ来い。早く来い。
お願い、雪よ融けてなくなっておくれ。
なーんつってね。
当然のことだけど、そう哀願したところで雪は融けないさ。
そんなことは知っている。
立派なものだ。自然とは立派なものだ。
人間だったらこうはいかないだろう。
「きみ、もういいから」
「は?」
「明日から来なくていいから」
「いや、だってまだ2月になったばかりですから、あと2ヶ月は居させてください」
「いいよ。だいいち、きみがいると寒いんだよ。道も凍るし、気持ちが暗くなるんだよ!」
「でも、スキーとか、スノーボードって、楽しいじゃないですか。ソリだって子供は大好きですよ」
「じゃ、山だけでいいよ。山だけで降ってろ。ここはいいから」
「そんな…」
人間だったら、だいたいこんなことを言われた時点でいやになる。
世間が嫌になる。
まぁ、こんな酷いことを言われたら悲しくなるから当然だ。
言葉は他人を傷つけるもんね。
あぁ、オレは嫌われてるんだ、邪魔者なんだ。
そう思って、あっさり融けて流れてしまうんだと思う。
ところが、自然は屈強だ。
どれだけ罵倒しようと呪いの言葉をかけようと居座っている。
「いいよおまえ!雪!こら!帰れよ!いらないんだよ!」
「…」
言葉くらいでは、びくともしない。だいいち聞く耳を持たない。
だからと言って実力行使に出て、どんだけ除雪して排雪したところで、また降ってくる。
そして前にもまして積もる。
怒りに任せて火炎でも放射したら、その辺りだけは融けるだろうが、少々融けたところで、またすぐ降ってきて積もる。
「それじゃぁ」ということで、巨費を投じて地べたという地べたをひっぺがして全部ヒーティングにしてしまう。
こうなると、さしもの雪も融け果てて、降っても降っても積もる端から融け行くばかり。
人間万歳!
こうして、北海道は冬になっても雪が積もらなくなりました、目出度し目出度し。
だが、それから30年後。
「昔はさぁ。冬になると雪が積もってさぁ」
「へぇ、そうなんですか」
「そうなの」
「あの頃は、あれでなかなか良かったよねぇ、雪景色も綺麗でさぁ」
「そうそう、大通りのイルミネェーションが雪に映えてね」
「そうそう、凍った道ですべって転んでさぁ」
「公園の築山でソリに乗って楽しかったよねぇ」
「春になるのが待ち遠しくてさぁ」
「嬉しかったよねぇ雪が融けた春の開放感」
「泣けてきたよねぇ爽やかな初夏の訪れにさぁ」
「あぁ、昔は、良かったよねぇ」
たぶんこんな会話が中年オヤジの口からでるようになるだろう。
オレなんかは言いそうだ。
30年前、おめぇはなんて言ってた!と怒られそうなことを平然と言う。
のどもと過ぎれば熱さは忘れる。人間は勝手だ。
そこまで考えたところで、ふと思ったんですが。
だいたい雪国に雪が積もるというのはあたりまえのことでね。
だから、雪国なのであって、その雪との毎年の格闘の歴史がその土地に雪国の文化を生むわけでね。それが雪国ならではの情緒も生むわけだから、それを科学の力で排除したところで、暮らしが便利になるだけで、肝心の雪国の情緒も文化もいつしか共に消え果てしまうわけだよね。
「雪、無くなれ」
なーんていうのは乱暴な意見だな。そう思いました。
雪国でそんなこと言うのは、ぼくが九州生まれで、九州育ちだからだということだよね。
九州は雪なんか積もらないから。
ついつい、そこを基本に考えてしまう。
よそ者が雪国に来てその国の文化をダメにしていく切っ掛けになることって、案外あるのかも知れないなぁと、ちょっと思いついたので反省しました。
雪国の皆さん、すんません。
幕末に江戸幕府が倒されて、その江戸の街に徳川家に代わって主人として入ってきたのが薩摩と長州。
江戸は、そうしたよそ者の手によって東京という別の街に作りかえられたのかも知れないね。(別に鹿児島県と山口県の人を悪く言ってるわけじゃないですよ。念のためね)
彼らは徳川300年の間に培われた情緒や文化を肌で知ることもなかったろうから、かえってなんの躊躇もなく便利さだけを追い求めて変えていけたのかも知れないものね。
60年前にアメリカとの戦争に負けてね。
日本は、アメリカ軍というよそ者の手によってそれまでの文化を失ったのかもしれない。(別にアメリカの人を悪く言ってるわけじゃないですよ)
そういうこともあったかもなぁ、と、思ったわけさ。
その土地の文化は、その土地で生まれて育った人たちにしか分からない。
そんなことは、あると思いました。今日ね。
お茶の間でね、テレビって箱から、ぼくや皆さんらの頭の中に入ってくる、いろんな「情報(番組をふくめたね)」ってのもね、ひょっとしたら「よそ者」になる可能性があるのかもしれないね。
見る人たちに自分らが住む土地に目を向けさせないようにする可能性があるのであればね。
すぐ隣に同じ人間がいるのに、その人との交流は考えないで、パソコンの向こうにいる顔も見えない人とばかり交信するのであれば、インターネットもよそ者としてぼくらの頭の中に入り込んで何かをダメにしていく可能性があるのかも知れないね。
ひょっとしたら。みんな。
もっと素朴に、自分の足元に目を向けたいと思い始めているってことはありませんか。
そうして、もっと、ほっとしたいなぁって思うことってありませんか。
でも、そのためにどうしたらいいのか、ぼくにもわからないから、やっぱり漠然としたもやもやを抱えたまま、今日もテレビやパソコンと向き合うんだろうか。
すいませんね、出口の無い話をしてしまいましたようで。
ごめんなさい。
でもまぁ、私なんてなぁ、こういうもんです。
思いついたことを書かせてもうばかりです。申しわけないです。
ですので、今後とも宜しくお付き合いのほどを。
ねぇ、奥さん!長い付き合いじゃないのよ。
ということでね、情に訴えながら、本日はしめますよ!
さて、最後に愛媛のみなさんに「どうでしょう」番組情報!
愛媛朝日テレビ(EAT)さんで、毎週水曜日25:16から絶賛放送中の「どうでしょうリターンズ」が、来る3月1日で終了します。
愛媛のほうでは、どうでしょう班、ただいま、ベトナムを走ってるんですねぇ。
で、「そのあと放送はどうなるの?」というのが、藩士のみなさん気になるところ。
御安心ください。
愛媛朝日さん、大盤振る舞いです。
なんと!3月08日(水)から2004新作「ジャングル・リベンジ」(7週!)
そして!4月26日(水)から2005新作 激闘!西表島(8週!)
そのあとは!6月21日(水)から「水曜どうでしょうclassic」が始まります!
やったー!
これで愛媛地方の皆様は!あと4?5年は「どうでしょう」から離れられませーん!
どーぞ皆様、末永く宜しく!
●DVD第7弾「ヨーロッパ21カ国完全制覇」発売詳細決定!
予約開始2月15日水曜日!
発売日&受け渡しは、6月21日水曜日!
予約は全国のローソン・ロッピー端末、並びに道内各HTBグッズ販売店にて!
ロッピー端末商品番号:018180(語呂募集!)
6月21日の発売日からネット通販「HTBオンラインショップ」でも取り扱い開始!
●ローソンでは、2月15日の予約開始日から、第5弾「カントリーサイン/宮崎/韓国」のお取り寄せ開始!
第6弾「ジャングル・リベンジ」の再予約受付も開始!
その他詳細はHP上に特設ページが立ち上がっております!
●名古屋 栄「三越」さんで開催の「春の大北海道展」!!に、どうでしょうグッズが北海道物産として登場!
3月11日(土)から17日(金)!(物産展は19日まで)
DVDをはじめとするどうでしょうグッズ、onちゃんグッズ、「ドラバラ」など、道内でしか手に入らないHTB番組グッズが多数出品!
【2005年新作(全八夜)放送決定】
●EAT愛媛朝日さん→4月26日から放送。6/21からは「クラシック」放送。前後しますが3月8日からは「ジャングル・リベンジ」も放送。
●YTS山形テレビさん→現在新作放送中。3/8からは「クラシック」放送。
●HAB北陸朝日さん→06年1月25日(水)25:15?
(18:16 嬉野)