嬉野

2014年11月20日(木)
こんにちは。
嬉野でございます。
さて、先週から銀世界になっちゃっておりました雪の札幌も、昨日くらいからちょっと気温が上がりまして、 真っ白だった表の雪もおかげさまで溶けまして、 いやぁ好かった!
で、ありがたいことに根雪の冬もかろうじて先延ばし、 本格的な冬到来は今しばらくの猶予とあいなったのでございます。
めでたしめでたし!
いやぁほんと好かったですよ。
だって11月なんだもんまださぁ。
東京だったら秋深しってころですよ。
とまぁ、呑気なごたくを並べておりますが。 ご推察の通りでございます!
本日も告知でございます!
奥さんあなたも勘が好い。
今回はね。
うちの藤村さんとわたくし嬉野がですね、 北海道は留萌市にありますところの書店さん「留萌ブックセンター」さんへおじゃまいたしまして本屋さんを盛り上げようという催しでございます。
そしてこの模様をインターネット上でニコニコ動画さんが生中継するということで。
いやいや、たしかにね、
我々二人がね、本屋さんに居るという様だけでね、 なにが盛り上がるかいや、と あなたは思うでしょうさ。そらそう。まったくそう。
ですが今回ね、いつも文章上でおつきあいさせていただいております「悩むだけ損」というねぇ、うちの藤村さんとわたくし嬉野がね、みなさんのお悩みにこれ以上ないだろうってくらいにね懇切丁寧におこたえしておりますところの現代版お悩み相談をですねぇ、その日ばかりは、もう「留萌ビックセンター」さんの特設会場でしゃべり答えて答え倒すという趣向でございますので、どうぞ悩みのある人も、ない人も、中継を覗きにきてくださいよというのが、え~本日の告知の趣旨でございます。
いやいや!
それだって盛り上がるかどうかは分からない。
そらそう、たしかにそう。
だけどもう我々二人は盛り上がるのでございますよ。
ですからあなたね、
はたして本当に盛り上がってるか盛り上がってないかをね、どうですか、ニコ動の生中継で確認しなさいよという、生中継を見ましょうねというこれは勧誘でございますよ。
日時は11月23日の13時くらいからでございます。
でもね、その時間に見に来れなくてもいいんですよ。
前もって視聴予約をしていただけるんです。
そしたら都合の好い時間に見れる。
それをしてみなさいよというのが、本日の告知の趣旨でございます。
とにかく詳細は「ニコニコ書店会議のホームページ」をご覧くださいませね。
嬉野でした!
見にきてね~
それでは本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散!
【11月13日 嬉野Dの日記】
2014年11月13日(木)
今夜半ころより札幌では雨が雪に変わるのだそうでございます。
歌の歌詞のようでございます。
ほんに気の早いことでございます。
そうしてその雪がふか~っと積もるのだそうでございます。
いけませんいせません。
これはいけません。
明日の朝あたり、起き出でますと外は銀世界ということなのでございましょうか。まったくもってロマンチックなことでございます。
ですが、とくにロマンチックを必要としていない者にはただただ寒々しいばかりでございます。
はい、ということでね、秋も早、終わろうかという不穏な雰囲気のいたします札幌より嬉野がお届けいたしております、水曜どうでしょう本日の日記でございます。
はい!もうご推察のとおりでございます。本日も告知でございます。ありがとうございます。
でもね、つい先日もね、新宿の住友ビルで「藤やんにお疲れさんと言ってあげよう集会」をやりますよ~と声かけいたしましたらね、ほんとにお寒い中、いっぱいさん集まっていただきましてね、もうもう集まったというだけの会でしたが暖かいムードが終始漂っておりましたね。
なんか藤やんと西田二郎さんの「たまたま」に呼んでもらったりね、それから今年の八月のね東北キャラバン以降ね、この、なんだろう「ただ人が集まるだけの集会なのを承知で集まってきた人たちと集まっているだけの集会」というのがね、今は一番楽しいですね。集まっていただいた皆さんも楽しそうですもの。そこがおそらくお互いなんでか分からんままに、楽しいという、その未整理のままの状態で、ともに時間を過ごすというのが、人間にはおそらく好いのだと思いますよ。
いや~分からんもんですね人間の喜びというのはね。
さて!ミスタさん率いるオーパーツの「SHIP IN A BOTTLE」の東京公演が無事終了しましてね、久しぶりに顔を見ました藤村さんもすこぶるお元気そうでね、この前の日曜日、新宿住友ビルの外の植え込みあたりに集まりました全員で、TOKYO出張を終えられました藤村さんをねぎらいまして、今度は大阪出張へと旅立たれますところをお見送りしたのでございますが、
サラリーマン役者藤村忠寿さんの超法規的!超長期的出張は終わることなく今しばらく続くのでありますが、
さあ!ここでまたしてもこのサラリーマン役者藤村忠寿さんに関する告知であります。ドドン!
今年の6月に札幌で公演いたしまして大好評を得ました。
劇団イナダ組主催 藤村忠寿第一回主演作品「わりと激しくゆっくりと」の東京公演が、来年2015年3月に新宿シアターサンモールで上演されることがとうとう決定いたしまして、さっそく早くも今月の11月15日(土)午前10時からローソンチケットで先行発売が開始されます!という、本日は緊急の告知でございます!
はい!以下にご注目!
このチケット先行発売期間は!
はい!11/15~11/30 まで!
前売りは はい!5,300円!
ローソンチケット
(Lコード32509)
劇団イナダ組 東京公演
藤村忠寿 第一回主演作品! 
『わりと激しくゆっくりと』
劇場: 新宿 シアターサンモール
公演日時は!
はい!2015年3月
10日(火)19:00開演
11日(水)19:00開演
12日(木)14:00開演
     19:00開演
13日(金)19:00開演
14日(土)14:00開演
     18:00開演
15日(日)13:00開演
    17:00開演
と、相なりまして、
チケットの先行発売は予定枚数に届きしだい終了と相成ります!
お一人様、各公演日2枚までです。
ですが、これは、ロッピイでは一回につき2枚しかチケット購入できませんから、ということでして!一度精算終えましたら、そんなもんあなた、またチケット2枚、またチケット2枚で、何枚でも購入できますよ~
あればね~
ということで、詳しくはローチケホームページを見て下さいね(^-^)/
ということでございます。
あの西田二郎も札幌で見て号泣したという、
「わりと激しくゆっくりと」
こちらは家庭劇でございます。
さぁさぁ買いましょう買いましょう!
ということでね、みなさん風邪ひかないで頑張るのよ。この頃は風邪だけじゃなくてね、とんでもない流行り病もあるやに聞きますから、病に負けず、全日本で、お誘い合わせの上で幸せな日々をおくりましょう。
それでは本日も諸氏、各自の持ち場でのどかに奮闘願います!
解散!
嬉野でした~!
【11月7日 嬉野Dの日記】
2014年11月7日(金)
嬉野です。
暦の上では今日は立冬だそうで。
ここ以外のところは知りませんが、札幌は朝から木枯らしが吹き、風花が舞い、今日の最高気温は上がって5C°だそうで、ほんに北の大地は暦通りの冬の到来と相成っております。厳しいわ~
さて、みなさんご存知!ミスタさんのお芝居「SHIP IN A BOTTLE」に北海道テレビの業務で役者出演中という、状況としてはかなり異例ながら、あくまでサラリーマンとして長期出張中でありますうちの藤村さんの、その東京出張もいよいよ残すところわずかとなって参り…いやそうじゃない!つまり藤村さん出演中の「SHIP IN A BOTTLE」の東京公演も残すところ、この週末、今度の日曜日までとなって参ったわけでございます!
なにしろ今回の舞台は、舞台が普通じゃなく過激級にハードな舞台なので、藤村さんはすでに疲労困憊しているのか、それとも反対に知らぬ間に鍛えられておそろしく肉体強化しているかのいずれかであろうというほどの超ハードな舞台であります。
さて、そこで、
このハードな東京公演を乗り切ったばかりの最終日終演直後の藤やんを、みんなでねぎらいましょうよと、西田二郎さんが音頭をとりまして、来たる11月9日日曜日!急遽「たまたま」緊急公開収録イベントが立ち上がります!
「みんなで『とりあえず東京公演、お疲れ藤やん!』っていってあげましょう」
という趣向でございますれば、
都合のつく人は、ひとつ集まりませんか、集まりなさいよ、という本日は告知でございます。
場所は、グローブ座からも近い東京は新宿にございます新宿住友ビル(三角ビル)!
今回はいつものホールではなく、地階にありますオープンスペースでございます!
藤やんご苦労さま会の開始時間は、16:30~でありまして、
これはお芝居を終えて駆けつけます藤やん合流のためにこの時間になっております。
ですので、千秋楽で、藤村さんのお芝居見てた人も一緒に駆けつけて間に合うようにとの時間設定でございますよ。
しかしながらそれ以前から暇だという方、とにかく早く来たいという方、こういう方々のために、
二郎さんとわたくし嬉野で、15:00~から開場いたしまして、ゆるく、ダラダラとつないでおりますので、みなさんお誘い合わせの上、いや、単独でいらっしゃる方も結構多いので、とくに誘い合わなくても結構でございますので、思い思いにお集まりいただければと思います。
もちろん西田二郎さんのことですので、今回もあれやこれやと考えているもようで、
「あの大阪こたつ会議で伝説の『嬉野珈琲』も、みんなが望めば『河内のおっさんの唄』もありえます」とのこと。でございます。
どういうことになるでございましょうか~
さぁさぁ、
なにはなくとも人が集まる。
人間にとっては、これがすでにイベントなのでございます。そして集まり続けておりますうちに顔も馴染みになり、気心も知れてくる。これが意外に人生の醍醐味だなぁ~ということを知る。それを思えば人生はいたってのどかなものでございます。
それでは、今度の日曜日に新宿で会おう!
ということで全国の諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願います! 解散。
【10月30日 藤村Dの日記】
10月30日木曜日。東京から藤村でございます。
ミスターさんの演劇プロジェクト「オーパーツ」の第2回公演「SHIP IN A BOTTLE」に役者として参加するために、10月6日から単身、東京で暮らしております。
昨日、およそ3週間の稽古期間が終わり、いよいよ本日から初日の舞台グローブ座での最終調整が始まります。
この3週間は、ただただ稽古が楽しく充実した日々で、午後7時に稽古が終わればみんなでメシを食い、10時前には寝てしまうという生活でした。
ミスターさんとはほぼ20年の付き合いになりますが、この20年とはまったく立場を変えて過ごしたこの3週間。私は、あの人のまた新たな一面に触れた気がいたします。
なんというか、えらそーなことを言えば、「ミスター、あんたのことを見直したよ」と。
稽古が始まって数日たったときにミスターさんからこう言われましてね。
「藤村さん、あなたの芝居はマジメ過ぎるというか、はっきり言えば小さいんですよ。もっと舞台の広さを感じさせるような、外に向けた芝居をしてください」と。
「ずいぶん難しいこと言うじゃねぇか」と思いつつも「なるほど、そうかもな」と思い直して、部屋に帰ってビール片手にシーンを思い出して、いろいろ考えて、「こういうことか?」と思ったことを翌日の稽古で試してみて、そうやって真剣に考える機会をミスターが与えてくれたことがとてもうれしくてね。
ミスターさんは、役者が考えていなかったことを稽古中にどんどん言ってくれるんですよ。その言葉が的確でね。あんなにしゃべり続けるミスターはどうでしょうでは見られません。しゃべりながら自分で演じてくれるんだけど、その動きがすこぶるおもしろくてね。「やっぱあんたはすごいねぇ」と今さらながらに感心しましたもん。
昨夜、稽古の打ち上げでミスターさんとメシを食ってるときに、ふとね、ミスターさんが言ったんですよ。
「藤村さん、おれ最後に自分でゴールを決めようと思ってたんだけど、あなたが決めてください。おれ、できるだけいいパスを送るんで、あなたがゴールを決めてください」と。
ミスターさん、やりますよ。あなたのパスで、渾身のゴールを決めにいきますよ。
今回の芝居は、舞台装置がとにかく異常です。舞台一面が15台のシーソーで埋め尽くされていて、足場が常に不安定。南太平洋上に浮かぶ一隻のマグロ漁船の話ですから、その揺れをシーソーで表してるんですね。そのシーソーの上を、役者が走り回り、転げ回る。そこでなにが起こるのかは、本番が始まるまでわかりません。
なにが起こるのかわからない。それが不安ではなく、ミスターも私も、それが楽しみで。これが、我々がずっとやってきた、どうでしょう魂なんでしょうか。
「とにかくお客さんに楽しんでもらうことが一番なんですよ」
ミスターは再三、言っておりました。やりましょう、ミスター。おっさんたちにできることは、とにかく渾身の力で、汗だくになりながら、我々の生身を見てもらうこと。
11月1日午後5時。ミスターさんの芝居「SHIP IN A BOTTLE」がいよいよ幕を開けます!
(09:50 嬉野)

嬉野

2014年11月13日(木)
今夜半ころより札幌では雨が雪に変わるのだそうでございます。
歌の歌詞のようでございます。
ほんに気の早いことでございます。
そうしてその雪がふか~っと積もるのだそうでございます。
いけませんいせません。
これはいけません。
明日の朝あたり、起き出でますと外は銀世界ということなのでございましょうか。まったくもってロマンチックなことでございます。
ですが、とくにロマンチックを必要としていない者にはただただ寒々しいばかりでございます。
はい、ということでね、秋も早、終わろうかという不穏な雰囲気のいたします札幌より嬉野がお届けいたしております、水曜どうでしょう本日の日記でございます。
はい!もうご推察のとおりでございます。本日も告知でございます。ありがとうございます。
でもね、つい先日もね、新宿の住友ビルで「藤やんにお疲れさんと言ってあげよう集会」をやりますよ~と声かけいたしましたらね、ほんとにお寒い中、いっぱいさん集まっていただきましてね、もうもう集まったというだけの会でしたが暖かいムードが終始漂っておりましたね。
なんか藤やんと西田二郎さんの「たまたま」に呼んでもらったりね、それから今年の八月のね東北キャラバン以降ね、この、なんだろう「ただ人が集まるだけの集会なのを承知で集まってきた人たちと集まっているだけの集会」というのがね、今は一番楽しいですね。集まっていただいた皆さんも楽しそうですもの。そこがおそらくお互いなんでか分からんままに、楽しいという、その未整理のままの状態で、ともに時間を過ごすというのが、人間にはおそらく好いのだと思いますよ。
いや~分からんもんですね人間の喜びというのはね。
さて!ミスタさん率いるオーパーツの「SHIP IN A BOTTLE」の東京公演が無事終了しましてね、久しぶりに顔を見ました藤村さんもすこぶるお元気そうでね、この前の日曜日、新宿住友ビルの外の植え込みあたりに集まりました全員で、TOKYO出張を終えられました藤村さんをねぎらいまして、今度は大阪出張へと旅立たれますところをお見送りしたのでございますが、
サラリーマン役者藤村忠寿さんの超法規的!超長期的出張は終わることなく今しばらく続くのでありますが、
さあ!ここでまたしてもこのサラリーマン役者藤村忠寿さんに関する告知であります。ドドン!
今年の6月に札幌で公演いたしまして大好評を得ました。
劇団イナダ組主催 藤村忠寿第一回主演作品「わりと激しくゆっくりと」の東京公演が、来年2015年3月に新宿シアターサンモールで上演されることがとうとう決定いたしまして、さっそく早くも今月の11月15日(土)午前10時からローソンチケットで先行発売が開始されます!という、本日は緊急の告知でございます!
はい!以下にご注目!
このチケット先行発売期間は!
はい!11/15~11/30 まで!
前売りは はい!5,300円!
ローソンチケット
(Lコード32509)
劇団イナダ組 東京公演
藤村忠寿 第一回主演作品! 
『わりと激しくゆっくりと』
劇場: 新宿 シアターサンモール
公演日時は!
はい!2015年3月
10日(火)19:00開演
11日(水)19:00開演
12日(木)14:00開演
     19:00開演
13日(金)19:00開演
14日(土)14:00開演
     18:00開演
15日(日)13:00開演
    17:00開演
と、相なりまして、
チケットの先行発売は予定枚数に届きしだい終了と相成ります!
お一人様、各公演日2枚までです。
ですが、これは、ロッピイでは一回につき2枚しかチケット購入できませんから、ということでして!一度精算終えましたら、そんなもんあなた、またチケット2枚、またチケット2枚で、何枚でも購入できますよ~
あればね~
ということで、詳しくはローチケホームページを見て下さいね(^-^)/
ということでございます。
あの西田二郎も札幌で見て号泣したという、
「わりと激しくゆっくりと」
こちらは家庭劇でございます。
さぁさぁ買いましょう買いましょう!
ということでね、みなさん風邪ひかないで頑張るのよ。この頃は風邪だけじゃなくてね、とんでもない流行り病もあるやに聞きますから、病に負けず、全日本で、お誘い合わせの上で幸せな日々をおくりましょう。
それでは本日も諸氏、各自の持ち場でのどかに奮闘願います!
解散!
嬉野でした~!
2014年11月7日(金)
嬉野です。
暦の上では今日は立冬だそうで。
ここ以外のところは知りませんが、札幌は朝から木枯らしが吹き、風花が舞い、今日の最高気温は上がって5C°だそうで、ほんに北の大地は暦通りの冬の到来と相成っております。厳しいわ~
さて、みなさんご存知!ミスタさんのお芝居「SHIP IN A BOTTLE」に北海道テレビの業務で役者出演中という、状況としてはかなり異例ながら、あくまでサラリーマンとして長期出張中でありますうちの藤村さんの、その東京出張もいよいよ残すところわずかとなって参り…いやそうじゃない!つまり藤村さん出演中の「SHIP IN A BOTTLE」の東京公演も残すところ、この週末、今度の日曜日までとなって参ったわけでございます!
なにしろ今回の舞台は、舞台が普通じゃなく過激級にハードな舞台なので、藤村さんはすでに疲労困憊しているのか、それとも反対に知らぬ間に鍛えられておそろしく肉体強化しているかのいずれかであろうというほどの超ハードな舞台であります。
さて、そこで、
このハードな東京公演を乗り切ったばかりの最終日終演直後の藤やんを、みんなでねぎらいましょうよと、西田二郎さんが音頭をとりまして、来たる11月9日日曜日!急遽「たまたま」緊急公開収録イベントが立ち上がります!
「みんなで『とりあえず東京公演、お疲れ藤やん!』っていってあげましょう」
という趣向でございますれば、
都合のつく人は、ひとつ集まりませんか、集まりなさいよ、という本日は告知でございます。
場所は、グローブ座からも近い東京は新宿にございます新宿住友ビル(三角ビル)!
今回はいつものホールではなく、地階にありますオープンスペースでございます!
藤やんご苦労さま会の開始時間は、16:30~でありまして、
これはお芝居を終えて駆けつけます藤やん合流のためにこの時間になっております。
ですので、千秋楽で、藤村さんのお芝居見てた人も一緒に駆けつけて間に合うようにとの時間設定でございますよ。
しかしながらそれ以前から暇だという方、とにかく早く来たいという方、こういう方々のために、
二郎さんとわたくし嬉野で、15:00~から開場いたしまして、ゆるく、ダラダラとつないでおりますので、みなさんお誘い合わせの上、いや、単独でいらっしゃる方も結構多いので、とくに誘い合わなくても結構でございますので、思い思いにお集まりいただければと思います。
もちろん西田二郎さんのことですので、今回もあれやこれやと考えているもようで、
「あの大阪こたつ会議で伝説の『嬉野珈琲』も、みんなが望めば『河内のおっさんの唄』もありえます」とのこと。でございます。
どういうことになるでございましょうか~
さぁさぁ、
なにはなくとも人が集まる。
人間にとっては、これがすでにイベントなのでございます。そして集まり続けておりますうちに顔も馴染みになり、気心も知れてくる。これが意外に人生の醍醐味だなぁ~ということを知る。それを思えば人生はいたってのどかなものでございます。
それでは、今度の日曜日に新宿で会おう!
ということで全国の諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願います! 解散。
【10月30日 藤村Dの日記】
10月30日木曜日。東京から藤村でございます。
ミスターさんの演劇プロジェクト「オーパーツ」の第2回公演「SHIP IN A BOTTLE」に役者として参加するために、10月6日から単身、東京で暮らしております。
昨日、およそ3週間の稽古期間が終わり、いよいよ本日から初日の舞台グローブ座での最終調整が始まります。
この3週間は、ただただ稽古が楽しく充実した日々で、午後7時に稽古が終わればみんなでメシを食い、10時前には寝てしまうという生活でした。
ミスターさんとはほぼ20年の付き合いになりますが、この20年とはまったく立場を変えて過ごしたこの3週間。私は、あの人のまた新たな一面に触れた気がいたします。
なんというか、えらそーなことを言えば、「ミスター、あんたのことを見直したよ」と。
稽古が始まって数日たったときにミスターさんからこう言われましてね。
「藤村さん、あなたの芝居はマジメ過ぎるというか、はっきり言えば小さいんですよ。もっと舞台の広さを感じさせるような、外に向けた芝居をしてください」と。
「ずいぶん難しいこと言うじゃねぇか」と思いつつも「なるほど、そうかもな」と思い直して、部屋に帰ってビール片手にシーンを思い出して、いろいろ考えて、「こういうことか?」と思ったことを翌日の稽古で試してみて、そうやって真剣に考える機会をミスターが与えてくれたことがとてもうれしくてね。
ミスターさんは、役者が考えていなかったことを稽古中にどんどん言ってくれるんですよ。その言葉が的確でね。あんなにしゃべり続けるミスターはどうでしょうでは見られません。しゃべりながら自分で演じてくれるんだけど、その動きがすこぶるおもしろくてね。「やっぱあんたはすごいねぇ」と今さらながらに感心しましたもん。
昨夜、稽古の打ち上げでミスターさんとメシを食ってるときに、ふとね、ミスターさんが言ったんですよ。
「藤村さん、おれ最後に自分でゴールを決めようと思ってたんだけど、あなたが決めてください。おれ、できるだけいいパスを送るんで、あなたがゴールを決めてください」と。
ミスターさん、やりますよ。あなたのパスで、渾身のゴールを決めにいきますよ。
今回の芝居は、舞台装置がとにかく異常です。舞台一面が15台のシーソーで埋め尽くされていて、足場が常に不安定。南太平洋上に浮かぶ一隻のマグロ漁船の話ですから、その揺れをシーソーで表してるんですね。そのシーソーの上を、役者が走り回り、転げ回る。そこでなにが起こるのかは、本番が始まるまでわかりません。
なにが起こるのかわからない。それが不安ではなく、ミスターも私も、それが楽しみで。これが、我々がずっとやってきた、どうでしょう魂なんでしょうか。
「とにかくお客さんに楽しんでもらうことが一番なんですよ」
ミスターは再三、言っておりました。やりましょう、ミスター。おっさんたちにできることは、とにかく渾身の力で、汗だくになりながら、我々の生身を見てもらうこと。
11月1日午後5時。ミスターさんの芝居「SHIP IN A BOTTLE」がいよいよ幕を開けます!
【10月22日 嬉野Dの日記】
2014年10月22日水曜日
ドンドコドンドコドンドコドン。
折から緊張の登城太鼓が打ち鳴らされる。そこへ、どうでしょう藩・城代家老が威儀を正して登場。
さてさて、拙者どうでしょう藩城代家老の嬉野でございまする。
手前このところ職務多忙につき城代家老の身でありながら江戸オモテへの出仕が度重なりまして、それはもう目も回るほどの忙しさ。
加えてこの頃は寄る年波で、ものを忘れる覚えてられない、かといってメモは取らない、会社にゃ…いや…お城にいない。あれよあれよとバタついておりますうち、早や DVD 年貢取り立て開始の刻限を過ぎまして、
にもかかわらず拙者、仕事繁多でそれにも気づかず、いつのまにやら、村々への触れも出さず、号令もかけそびれで、江戸オモテにて、ただただイタズラに時を過ごし日をまたぎしておりましたところ、
夜更けに国元より火急の飛脚があり、胸騒ぎするなか、拙者、江戸藩邸に於いて「何事ぞ!」と急ぎ書状を読みますれば、
「ご家老、すでにDVD予約開始の刻限も過ぎ、にもかかわらす城中よりお触れも出ず、号令もかからずじまいでは、城下の者に対して示しがつかず、これ以上、なしのつぶてに捨て置けば、年貢一揆の起こるやも知れず、なにごとも国元安泰、治安良好でなければ、幕府からの要らぬお咎めの火種となるやもしれず、そのようなことにでもなりますれば殿に対して申し訳なく、まさにお国の一大事でございますれば、このうえは早急に国元へお戻りになって年貢取り立ての号令を至急に下されますように」との必死の嘆願。
拙者、読み終わり、いかに職務繁多とはいえ、かかる不手際に弁解の余地なく、全身に冷水を浴びせられた心地して、殿様の留守をあずかる城代家老の身としては切腹ものと大反省し ( もちろん切腹なんてしませんよ、そんなもんね痛いし… ) しかしながら年貢取り立ての大号令は、これまで通りに触れ回らねばと思い、とるものもとりあえず、江戸オモテより早馬を走らせ→早カゴに乗り→船に酔いして不眠不休、それこそ夜を日に継ぐ勢いで国元であります蝦夷地へと本日戻って参ったしだい!
さぁさぁ者ども出陣じゃ!
国中に触れを出せぇ!
水曜どうでしょうDVD第22弾!の予約開始じゃ~!
太鼓を打ち鳴らせ~!
こたびの出し物は、中米コスタリカで幻の鳥を激写する&前枠後枠傑作選!ぞ!
それぞれ滞りなく年貢納入の上、心して発売の日を待て~!
特典映像には去年の水曜どうでしょう祭りでステージに立ったどうでしょうアーチストのライブ映像もオマケで挿入じゃ~!
はたしてどうでしょうアーチストとは誰か!もちろんアーチストの取りは樋口さんじゃ~!
他にも予約をなされた者だけに与えられる予約特典も、物についてはいろいろ文句もあるじゃろうが、見ようによっては魅力満載じゃ!ものども触れ回れ!高札を上げよ!ビラをまけ!
祭りじゃ祭りじゃ!え~~祭りだ、祭りだ、豊年まんさく~~。
すいません。なんとか勢いで誤魔化せないものかとおもって恥ずかしながらの小芝居でございます。
さぁ!予約開始からは1週間以上過ぎまして、いまさら感もありありですが、
水曜どうでしょうDVD第22弾「中米コスタリカで幻の鳥を激写する&前枠後枠傑作選」予約開始しております。
お近くのLAWSONさんのロッピーまたはHTBオンライン城、道内各HTBグッズショップにて、ご予約の段よろしくお願いしま~す!おねがいよ~!
ということでね、みなさん。
ささ、
本日も各自の持ち場で奮闘願いましょう!願いましょう。
解散。
あぁ忙しい忙しい~!(ホントかよ)
【10月15日 嬉野Dの日記】
2014年10月15日(水)
嬉野です。
このところ跳び跳びで東京で打ち合わせやらあるもんですから、わたくし、やけに札幌と東京を出たり入ったりで妙に忙しい日々でございます。
しかしながら、出張の中身が忙しいわけではなく移動が頻繁なだけですからバタつくだけで、なんのことはないのですが、それにしてもこうまで頻繁だと面倒臭く思えても来るもんで。
それもこれもうちの藤村さんがミスタさんのお芝居に役者として出ることになりましてね、
しかも奥さん、それがこのたびは HTBの業務ということになりましたものですからね、
藤村さんは現在長期出張の身という立場でこの10月はまるまる東京で芝居稽古というあんばいでございますよ。
HTBもそういうところは思い切りがいいですね、さすがでございます。ただ、そうなりますと勢いDVDの副音声の録音もわたくし嬉野が東京へ出掛けて東京で録音した方が好いでしょうなんてなことになりますもんですからね
「そりゃまぁたしかにそうだよね~」
とわたくしとしても反論の余地もなく、いやはや今月はやたらとわたくしの東京出張が増えておりますよ。
でまぁそのついでといってはなんですが、昨日も打ち合わせを一件済ませましたあとにミスタさんの稽古場に顔を出しましてね、藤村さんの陣中見舞いというのか芝居稽古の見学をしてきたのでございます。
そしたら奥さん、新宿で廃校になった小学校があるんですね、都会は都会の事情があるんですね~、その廃校になった小学校が今では貸しスタジオみたいな稽古場になってましてね、在りし日の姿を今に残す正門を抜けましてね、校庭を歩いておりますと、やたらと気になってくるのが、視界のぐるりを林立する高層ビルが囲んでいる見上げるほどの威容でございますよ。
威圧的でございます。
こんな小学校に通っていたら落ち着かないだろうな~というのが昔々の小学生経験者の感想でしたが、でも、そのなんとも奇妙な景観も悪いものに思えなかったのは、小学校の佇まい自体が見慣れた懐かしさとしてそのままの外観で今に残っていればこそなんでしょうね。
さて、校舎の中の稽古場に入りますと、藤村さんたちはなんだか部活のようにそれこそ楽しそうに稽古をやっておりましたよ。
お芝居をやるなんてのはね、ある意味、学校の学芸会みたいなもんで、
どこか、お祭り感がある。
それを思えばいろんな会社もね、年に一度くらい素人芝居をしてみるのも好いんじゃないかしらとわたくし思うんです。
それこそいろんな会社さんで、土建屋さんも商社さんも警察も消防も市役所もテレビ局も総合病院もデパートも、
それこそ人がたくさん働いている職場でね、年に一度、素人芝居をする。
そしてその時ばかりは職場を開放して職場の一角に舞台をしつらえて、もちろん無料で素人芝居を見てもらう。
なんかね、それだけで近所を巻き込んだお祭りになると思うんです。
そして実際、会社の近所の人たちが大人も子供も見にきてね、舞台の上では緊張したりテンパったりトチッたりそれこそ真剣に懸命にやってる素人役者の顔つきがいっぱいあって、
そんな顔は、いつもの慣れた仕事をしてる時の顔じゃないから、その時ばかりはなんか好ましいその人の「人間性」がこぼれちゃって簡単に外から垣間見れる好い機会にもなるような気がしますね。
ほら、よく営業用のトラックの後ろにドライバーの名札が貼られてるようなもんでね、匿名でデッカいダンプに煽られたりすると勝手に怖いですけど、「運転者は嬉野雅道です」とか「藤村忠寿です」とか名札が貼られてるとそれだけで、おかしなもんで「あぁそうだ、おんなじ人間なんだよな」って気づけるもんでね。
気づいたらもう怖さはなくなっている。それと似たような効果があるような気がするんです。
人と人との距離が縮まるキッカケになるような気がする。
何か普段より近づけるような、そんな、人間本来の大事な部分に割と手もなく戻れるような気がするんですね、学芸会というものはね。
そんなことを考えたりするほど、取り敢えず彼らは楽しそうに稽古をやっておりましたよ。
芝居公演は11月1日東京公演を皮切りに大阪、名古屋、札幌と順次開催されまして、
その間うちの藤村さんは、日本でただ一人の全国ツアーをするサラリーマンという大変珍しいものになるのでございます。
ためしに劇団オーパーツ「SHIP IN A BOTTLE」のサイトを覗きますとね、役者さんの名前のあとにはかっこ書きでそれぞれの役者さんが所属する劇団名が書かれておりますが、うちの藤村さんに限っては、藤村忠寿 (北海道テレビ) と会社名が書かれておりますよ。
まことに珍妙な状況のまま、稽古も10日目を迎えております。
どうぞお楽しみに。
ということでね多少の宣伝をしつつ私も半ば呑気な出張生活を満喫しております。
ありがとうございます。
ということで、みなさん。
本日も各自の持ち場で奮闘願いますよ、ほんとにね。
いつの時代も明日の日本を支えてきたのは真面目に働いていた庶民なのであります。
我々がしっかりしておりませんといけません。
でも嬉野さん、じゃどーしたらしっかりになるんですかと言いましたらね、そんなものはあなた「しっかりせにゃいかん!」と思うだけでありますよ。
それでじゅうぶん。
そー、私は思うのであります。
それではみなさんごきげんよう。
そして本日も「愛と平和と商売繁盛」の水曜どうでしょうをどうぞよろしく。
(12:48 嬉野)

嬉野

2014年11月7日(金)
嬉野です。
暦の上では今日は立冬だそうで。
ここ以外のところは知りませんが、札幌は朝から木枯らしが吹き、風花が舞い、今日の最高気温は上がって5C°だそうで、ほんに北の大地は暦通りの冬の到来と相成っております。厳しいわ~
さて、みなさんご存知!ミスタさんのお芝居「SHIP IN A BOTTLE」に北海道テレビの業務で役者出演中という、状況としてはかなり異例ながら、あくまでサラリーマンとして長期出張中でありますうちの藤村さんの、その東京出張もいよいよ残すところわずかとなって参り…いやそうじゃない!つまり藤村さん出演中の「SHIP IN A BOTTLE」の東京公演も残すところ、この週末、今度の日曜日までとなって参ったわけでございます!
なにしろ今回の舞台は、舞台が普通じゃなく過激級にハードな舞台なので、藤村さんはすでに疲労困憊しているのか、それとも反対に知らぬ間に鍛えられておそろしく肉体強化しているかのいずれかであろうというほどの超ハードな舞台であります。
さて、そこで、
このハードな東京公演を乗り切ったばかりの最終日終演直後の藤やんを、みんなでねぎらいましょうよと、西田二郎さんが音頭をとりまして、来たる11月9日日曜日!急遽「たまたま」緊急公開収録イベントが立ち上がります!
「みんなで『とりあえず東京公演、お疲れ藤やん!』っていってあげましょう」
という趣向でございますれば、
都合のつく人は、ひとつ集まりませんか、集まりなさいよ、という本日は告知でございます。
場所は、グローブ座からも近い東京は新宿にございます新宿住友ビル(三角ビル)!
今回はいつものホールではなく、地階にありますオープンスペースでございます!
藤やんご苦労さま会の開始時間は、16:30~でありまして、
これはお芝居を終えて駆けつけます藤やん合流のためにこの時間になっております。
ですので、千秋楽で、藤村さんのお芝居見てた人も一緒に駆けつけて間に合うようにとの時間設定でございますよ。
しかしながらそれ以前から暇だという方、とにかく早く来たいという方、こういう方々のために、
二郎さんとわたくし嬉野で、15:00~から開場いたしまして、ゆるく、ダラダラとつないでおりますので、みなさんお誘い合わせの上、いや、単独でいらっしゃる方も結構多いので、とくに誘い合わなくても結構でございますので、思い思いにお集まりいただければと思います。
もちろん西田二郎さんのことですので、今回もあれやこれやと考えているもようで、
「あの大阪こたつ会議で伝説の『嬉野珈琲』も、みんなが望めば『河内のおっさんの唄』もありえます」とのこと。でございます。
どういうことになるでございましょうか~
さぁさぁ、
なにはなくとも人が集まる。
人間にとっては、これがすでにイベントなのでございます。そして集まり続けておりますうちに顔も馴染みになり、気心も知れてくる。これが意外に人生の醍醐味だなぁ~ということを知る。それを思えば人生はいたってのどかなものでございます。
それでは、今度の日曜日に新宿で会おう!
ということで全国の諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願います! 解散。
【10月30日 藤村Dの日記】
10月30日木曜日。東京から藤村でございます。
ミスターさんの演劇プロジェクト「オーパーツ」の第2回公演「SHIP IN A BOTTLE」に役者として参加するために、10月6日から単身、東京で暮らしております。
昨日、およそ3週間の稽古期間が終わり、いよいよ本日から初日の舞台グローブ座での最終調整が始まります。
この3週間は、ただただ稽古が楽しく充実した日々で、午後7時に稽古が終わればみんなでメシを食い、10時前には寝てしまうという生活でした。
ミスターさんとはほぼ20年の付き合いになりますが、この20年とはまったく立場を変えて過ごしたこの3週間。私は、あの人のまた新たな一面に触れた気がいたします。
なんというか、えらそーなことを言えば、「ミスター、あんたのことを見直したよ」と。
稽古が始まって数日たったときにミスターさんからこう言われましてね。
「藤村さん、あなたの芝居はマジメ過ぎるというか、はっきり言えば小さいんですよ。もっと舞台の広さを感じさせるような、外に向けた芝居をしてください」と。
「ずいぶん難しいこと言うじゃねぇか」と思いつつも「なるほど、そうかもな」と思い直して、部屋に帰ってビール片手にシーンを思い出して、いろいろ考えて、「こういうことか?」と思ったことを翌日の稽古で試してみて、そうやって真剣に考える機会をミスターが与えてくれたことがとてもうれしくてね。
ミスターさんは、役者が考えていなかったことを稽古中にどんどん言ってくれるんですよ。その言葉が的確でね。あんなにしゃべり続けるミスターはどうでしょうでは見られません。しゃべりながら自分で演じてくれるんだけど、その動きがすこぶるおもしろくてね。「やっぱあんたはすごいねぇ」と今さらながらに感心しましたもん。
昨夜、稽古の打ち上げでミスターさんとメシを食ってるときに、ふとね、ミスターさんが言ったんですよ。
「藤村さん、おれ最後に自分でゴールを決めようと思ってたんだけど、あなたが決めてください。おれ、できるだけいいパスを送るんで、あなたがゴールを決めてください」と。
ミスターさん、やりますよ。あなたのパスで、渾身のゴールを決めにいきますよ。
今回の芝居は、舞台装置がとにかく異常です。舞台一面が15台のシーソーで埋め尽くされていて、足場が常に不安定。南太平洋上に浮かぶ一隻のマグロ漁船の話ですから、その揺れをシーソーで表してるんですね。そのシーソーの上を、役者が走り回り、転げ回る。そこでなにが起こるのかは、本番が始まるまでわかりません。
なにが起こるのかわからない。それが不安ではなく、ミスターも私も、それが楽しみで。これが、我々がずっとやってきた、どうでしょう魂なんでしょうか。
「とにかくお客さんに楽しんでもらうことが一番なんですよ」
ミスターは再三、言っておりました。やりましょう、ミスター。おっさんたちにできることは、とにかく渾身の力で、汗だくになりながら、我々の生身を見てもらうこと。
11月1日午後5時。ミスターさんの芝居「SHIP IN A BOTTLE」がいよいよ幕を開けます!
【10月22日 嬉野Dの日記】
2014年10月22日水曜日
ドンドコドンドコドンドコドン。
折から緊張の登城太鼓が打ち鳴らされる。そこへ、どうでしょう藩・城代家老が威儀を正して登場。
さてさて、拙者どうでしょう藩城代家老の嬉野でございまする。
手前このところ職務多忙につき城代家老の身でありながら江戸オモテへの出仕が度重なりまして、それはもう目も回るほどの忙しさ。
加えてこの頃は寄る年波で、ものを忘れる覚えてられない、かといってメモは取らない、会社にゃ…いや…お城にいない。あれよあれよとバタついておりますうち、早や DVD 年貢取り立て開始の刻限を過ぎまして、
にもかかわらず拙者、仕事繁多でそれにも気づかず、いつのまにやら、村々への触れも出さず、号令もかけそびれで、江戸オモテにて、ただただイタズラに時を過ごし日をまたぎしておりましたところ、
夜更けに国元より火急の飛脚があり、胸騒ぎするなか、拙者、江戸藩邸に於いて「何事ぞ!」と急ぎ書状を読みますれば、
「ご家老、すでにDVD予約開始の刻限も過ぎ、にもかかわらす城中よりお触れも出ず、号令もかからずじまいでは、城下の者に対して示しがつかず、これ以上、なしのつぶてに捨て置けば、年貢一揆の起こるやも知れず、なにごとも国元安泰、治安良好でなければ、幕府からの要らぬお咎めの火種となるやもしれず、そのようなことにでもなりますれば殿に対して申し訳なく、まさにお国の一大事でございますれば、このうえは早急に国元へお戻りになって年貢取り立ての号令を至急に下されますように」との必死の嘆願。
拙者、読み終わり、いかに職務繁多とはいえ、かかる不手際に弁解の余地なく、全身に冷水を浴びせられた心地して、殿様の留守をあずかる城代家老の身としては切腹ものと大反省し ( もちろん切腹なんてしませんよ、そんなもんね痛いし… ) しかしながら年貢取り立ての大号令は、これまで通りに触れ回らねばと思い、とるものもとりあえず、江戸オモテより早馬を走らせ→早カゴに乗り→船に酔いして不眠不休、それこそ夜を日に継ぐ勢いで国元であります蝦夷地へと本日戻って参ったしだい!
さぁさぁ者ども出陣じゃ!
国中に触れを出せぇ!
水曜どうでしょうDVD第22弾!の予約開始じゃ~!
太鼓を打ち鳴らせ~!
こたびの出し物は、中米コスタリカで幻の鳥を激写する&前枠後枠傑作選!ぞ!
それぞれ滞りなく年貢納入の上、心して発売の日を待て~!
特典映像には去年の水曜どうでしょう祭りでステージに立ったどうでしょうアーチストのライブ映像もオマケで挿入じゃ~!
はたしてどうでしょうアーチストとは誰か!もちろんアーチストの取りは樋口さんじゃ~!
他にも予約をなされた者だけに与えられる予約特典も、物についてはいろいろ文句もあるじゃろうが、見ようによっては魅力満載じゃ!ものども触れ回れ!高札を上げよ!ビラをまけ!
祭りじゃ祭りじゃ!え~~祭りだ、祭りだ、豊年まんさく~~。
すいません。なんとか勢いで誤魔化せないものかとおもって恥ずかしながらの小芝居でございます。
さぁ!予約開始からは1週間以上過ぎまして、いまさら感もありありですが、
水曜どうでしょうDVD第22弾「中米コスタリカで幻の鳥を激写する&前枠後枠傑作選」予約開始しております。
お近くのLAWSONさんのロッピーまたはHTBオンライン城、道内各HTBグッズショップにて、ご予約の段よろしくお願いしま~す!おねがいよ~!
ということでね、みなさん。
ささ、
本日も各自の持ち場で奮闘願いましょう!願いましょう。
解散。
あぁ忙しい忙しい~!(ホントかよ)
【10月15日 嬉野Dの日記】
2014年10月15日(水)
嬉野です。
このところ跳び跳びで東京で打ち合わせやらあるもんですから、わたくし、やけに札幌と東京を出たり入ったりで妙に忙しい日々でございます。
しかしながら、出張の中身が忙しいわけではなく移動が頻繁なだけですからバタつくだけで、なんのことはないのですが、それにしてもこうまで頻繁だと面倒臭く思えても来るもんで。
それもこれもうちの藤村さんがミスタさんのお芝居に役者として出ることになりましてね、
しかも奥さん、それがこのたびは HTBの業務ということになりましたものですからね、
藤村さんは現在長期出張の身という立場でこの10月はまるまる東京で芝居稽古というあんばいでございますよ。
HTBもそういうところは思い切りがいいですね、さすがでございます。ただ、そうなりますと勢いDVDの副音声の録音もわたくし嬉野が東京へ出掛けて東京で録音した方が好いでしょうなんてなことになりますもんですからね
「そりゃまぁたしかにそうだよね~」
とわたくしとしても反論の余地もなく、いやはや今月はやたらとわたくしの東京出張が増えておりますよ。
でまぁそのついでといってはなんですが、昨日も打ち合わせを一件済ませましたあとにミスタさんの稽古場に顔を出しましてね、藤村さんの陣中見舞いというのか芝居稽古の見学をしてきたのでございます。
そしたら奥さん、新宿で廃校になった小学校があるんですね、都会は都会の事情があるんですね~、その廃校になった小学校が今では貸しスタジオみたいな稽古場になってましてね、在りし日の姿を今に残す正門を抜けましてね、校庭を歩いておりますと、やたらと気になってくるのが、視界のぐるりを林立する高層ビルが囲んでいる見上げるほどの威容でございますよ。
威圧的でございます。
こんな小学校に通っていたら落ち着かないだろうな~というのが昔々の小学生経験者の感想でしたが、でも、そのなんとも奇妙な景観も悪いものに思えなかったのは、小学校の佇まい自体が見慣れた懐かしさとしてそのままの外観で今に残っていればこそなんでしょうね。
さて、校舎の中の稽古場に入りますと、藤村さんたちはなんだか部活のようにそれこそ楽しそうに稽古をやっておりましたよ。
お芝居をやるなんてのはね、ある意味、学校の学芸会みたいなもんで、
どこか、お祭り感がある。
それを思えばいろんな会社もね、年に一度くらい素人芝居をしてみるのも好いんじゃないかしらとわたくし思うんです。
それこそいろんな会社さんで、土建屋さんも商社さんも警察も消防も市役所もテレビ局も総合病院もデパートも、
それこそ人がたくさん働いている職場でね、年に一度、素人芝居をする。
そしてその時ばかりは職場を開放して職場の一角に舞台をしつらえて、もちろん無料で素人芝居を見てもらう。
なんかね、それだけで近所を巻き込んだお祭りになると思うんです。
そして実際、会社の近所の人たちが大人も子供も見にきてね、舞台の上では緊張したりテンパったりトチッたりそれこそ真剣に懸命にやってる素人役者の顔つきがいっぱいあって、
そんな顔は、いつもの慣れた仕事をしてる時の顔じゃないから、その時ばかりはなんか好ましいその人の「人間性」がこぼれちゃって簡単に外から垣間見れる好い機会にもなるような気がしますね。
ほら、よく営業用のトラックの後ろにドライバーの名札が貼られてるようなもんでね、匿名でデッカいダンプに煽られたりすると勝手に怖いですけど、「運転者は嬉野雅道です」とか「藤村忠寿です」とか名札が貼られてるとそれだけで、おかしなもんで「あぁそうだ、おんなじ人間なんだよな」って気づけるもんでね。
気づいたらもう怖さはなくなっている。それと似たような効果があるような気がするんです。
人と人との距離が縮まるキッカケになるような気がする。
何か普段より近づけるような、そんな、人間本来の大事な部分に割と手もなく戻れるような気がするんですね、学芸会というものはね。
そんなことを考えたりするほど、取り敢えず彼らは楽しそうに稽古をやっておりましたよ。
芝居公演は11月1日東京公演を皮切りに大阪、名古屋、札幌と順次開催されまして、
その間うちの藤村さんは、日本でただ一人の全国ツアーをするサラリーマンという大変珍しいものになるのでございます。
ためしに劇団オーパーツ「SHIP IN A BOTTLE」のサイトを覗きますとね、役者さんの名前のあとにはかっこ書きでそれぞれの役者さんが所属する劇団名が書かれておりますが、うちの藤村さんに限っては、藤村忠寿 (北海道テレビ) と会社名が書かれておりますよ。
まことに珍妙な状況のまま、稽古も10日目を迎えております。
どうぞお楽しみに。
ということでね多少の宣伝をしつつ私も半ば呑気な出張生活を満喫しております。
ありがとうございます。
ということで、みなさん。
本日も各自の持ち場で奮闘願いますよ、ほんとにね。
いつの時代も明日の日本を支えてきたのは真面目に働いていた庶民なのであります。
我々がしっかりしておりませんといけません。
でも嬉野さん、じゃどーしたらしっかりになるんですかと言いましたらね、そんなものはあなた「しっかりせにゃいかん!」と思うだけでありますよ。
それでじゅうぶん。
そー、私は思うのであります。
それではみなさんごきげんよう。
そして本日も「愛と平和と商売繁盛」の水曜どうでしょうをどうぞよろしく。
(13:42 嬉野)