2009年8月1日(金)

嬉野

2009年8月1日(金)

嬉野です。

先日、掲示板に、ある奥さんから書き込みあり。

80歳のおじいいちゃんの運転するクルマが、
御主人のクルマに突っ込んでしまったそうで、
事故原因は、あきらかにおじいちゃんの一方的な過失だったようでありますよ。

御主人のクルマに同乗していたこの奥さんはびっくりしちゃって、

幸い双方に怪我はなかったけど、
でも、クルマは壊されちゃった。

なによもう〜って、
奥さんは、おじいちゃんに腹を立てていたんだそうな。

でも運転してた御主人は、
おじいちゃんに怪我なくて好かったよ〜と、
本当にホッとしている様子で、

突っ込んじゃったおじいちゃんも、そんな御主人に、
相手があなたのような方でほんとうに好かったと、
何度も何度も頭を下げてて、

その光景を見てて、
そんな二人のようすを見るうちに、
この奥さんはハッとしたんだそうです。
そして、自分はこの人の妻になれてよかったと思って、

「なんだか涙が出ました」と、

そう結んでありました。

好い話しだなぁと、わたしは思いましてね。
わたしもなんだかもらい泣きだよ。

で、なんでだろうと思った。

人の考えはそれぞれだから、誰かと誰かを比較しても始まらない。
この御主人を素晴らしいと思ったのはこの奥さんでね、
他の誰でもない。

でも、この奥さんは、
瞬間的にこの人の妻になれて好かったと思えた。

それは、「自分に一番大切な人と私は一緒になれていたんだ」という、モーレツな安堵感がもたらしてくれた感激だったと思うよ。

「この人が、自分の足りないところを補ってくれる」。

やっぱりそうだったんだ。
だから私は、この人を好きになったんだ。
この人が私の一番大事な人なんだ。

そう思えて、そう確信できて、
そしたら知らずに涙がでた。

そんなことなんだろうなと思った。
でも、人間の幸せってそんなところにあるよ。

自分の至らなさを、自然と補ってくれる人、
その人はさ、もう他人ではなく、もう一人の自分なのだよ。
その人と、一番身近な関係になれた安堵感というものが、人の人生にはあるということだよ。
あたしはそう思う。

自分に幸福をもたらさない神は、自分の神ではないという言葉を、
どこかで見たよ。

幸福をもたらす神の解釈はいろいろだろうが、
自分を生かしてくれる神のことだと、ぼくは思うよ。
人というものを「信じよう」と思わせてくれる者のことだと思うよ。それが、自分に幸福をもたらす神だと、ぼくは思うのだよ。

どうだろうか奥さん。

結婚はゴールではないよ、
むしろそこから人生が動き出すのだよ。
たぶんそうだよ。

そうだ。
樋口了一さん!
来週の火曜日。8月4日に、
樋口了一さんが「徹子の部屋」に出演するらしいよ。
徹子さんが号泣したらしいよ。必見だ!

それでは本日は、これにて解散!
また来週!
きっと来いよ〜!

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(14:11 嬉野)

(管理人註)日付がアレですが「原文ママ」であります。