5月27日金曜日。藤村でございますよ。

001-藤村

5月27日金曜日。藤村でございますよ。
昨日、こちらの日記を書き終えたばかりのころ、大泉さんより電話が入りました。
「おやおや大泉さん、どうされました」
「いやー藤村先生!お元気でいらっしゃいましたか」
「あー元気ですよ。ずいぶんお芝居の方も評判がいいじゃないですか」
「いやいや!私どもの猿芝居など先生方のご活躍に比べましたらたいしたものではございません」
「今週末はどこで公演するんでしたか?」
「先生、秋田でございます。今まさに秋田に向かう車中で藤村先生にお電話を差し上げておる次第でございます」
「おーそれはまたお忙しい。・・・で、なんですか?」
「はい。えー・・・本の件ですが、今日が原稿の締め切りでございましたか」
「一応そうですね。今夜どうでしょう本の編集会議があって、そこでページ数を全部決めますからね」
「先日、HPを拝見しましたら私の小説に10ページを用意してると、そう書かれておりましたが」
「そうですね。でも、今日中に原稿をいただければ、もちろんそれに沿ったページ立てにしますよ」
「そうですか」
「大泉先生」
「はい」
「書いたんですか?」
「はい」
「えっ?書いたの!」
「はい」
「あ本当に?おまえすごいな」
「えぇ。ただやっぱり難しいですね。悩みながら書いては消し、書いては消しを繰り返しておりまして」
「おぅ」
「結局、満足できずに書いたものを全部消しました」
「消した」
「はい」
「大泉さん」
「はい」
「腹を割って話しましょうよ」
「あ、はい・・・」
「書いてないんだな?」
「あ、はい」
「一行も?」
「すいません」
「いいですよ。んなこたぁ電話を受けた時からわかってましたよ。ただ、いいですか?来週水曜日6月1日には本当に締め切りですからね」
「わかっております」
「書けますか?」
「もちろんです。ただ、私思いますにこの小説、かなりな長編になります」
「ほう」
「従って、今回は完結いたしません!」
「・・・大泉さん、それはあれだね。今回は少しだけ書いてお茶を濁そうという、そういう逃げの姿勢ではないですね?」
「なにをバカな!」
「書きたいことが多すぎて、今回では終わらないと、そういう意味ですね?」
「あたりまえじゃないですか!怒りますよ」
「これは失礼」
「ただ、ページは10ページもいりません」
「あぁ・・・」
「逃げの意味で言ってるんじゃないですよ!僕の構想からすると少し多いかなと」
「そうですか。わかりました。ではそれを踏まえて今夜の会議でページ数を決めましょう」
「よろしくお願いします」
「締め切りは来週水曜日。いいですか?1日たりとも遅れてはいけません」
「わかっております」
「大泉さん」
「はい」
「私は鬼ですか?」
「なにをバカな!藤村先生を鬼などと思っておりません」
「そうだよね。だって僕らはもう半年も前からキミに、ちょっとでも書いておいた方がいい、忙しいんだからと、そう言ってるんだもんね?」
「はい」
「でも、そうは言ってもなかなか書けるもんじゃない。やっぱりギリギリになっちゃう」
「そうなんです」
「尻に火がつかないとやる気にならない」
「さすがわかってらっしゃる」
「だからね、大泉さん」
「はい」
「僕はキミに少しずつプレッシャーをかけていこうと思ってる」
「あら?どうするんですか」
「締め切りに遅れるたびに、キミの写真をホームページに載せていこうと思ってる」
「おや、どんな写真を?」
「さぁ、どんな写真を載せようかな。まぁ、10年近くキミを撮ってるからねぇ、中には子猫ちゃんたちが目を覆いたくなるようなブサイク写真だってたくさんあるし、まぁ、そういう屈辱的な写真の数々を載せていくことになるだろうね」
「おっ!これは脅迫じゃないか!キミは僕を脅迫してるじゃないか!」
「違いますよ。僕はキミが必ず書くと信じているから言ってるんです。じゃ来週水曜日、楽しみに待っているよ。がんばってね、カワイイ洋ちゃん」

どうでしょう本第2号、いよいよ残る原稿は、大泉洋の小説「一生のその先・第二回」のみとなりました。
現段階において、筆者大泉洋氏は一行たりとも書いてはおりません。しかしながら、ページ数は昨夜の会議で「7ページ」と決定いたしました。

私は、大泉洋の作り出す不思議な物語の続きを、是非読みたいと願っております。

がんばれ大泉洋!

待ってるぞ大泉洋!

締め切りに遅れたら、キミのブサイク顔がホームページの巻頭を飾っていくぞ!

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(3)散(3)ざん(0)おっ(3)さん(11)いい思い

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【映画「銀のエンゼル」東北地区ホール上映会開催!】
○秋田県 
6月5日(日)大館市文化会館中ホール 10:00 12:30 15:00
ロッピー(27228)

(14:15 藤村)

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