2007年6月29日(金)

2007年6月29日(金)

本日も嬉野です。
藤村先生は、今ほんとうに忙しいのでね、
本日も嬉野が日記を書いておりますよ。

明日は、夕張に藤村先生と二人でおじゃまいたします。
夕張の皆さん、よろしくお願いしますね。

いきなりですが、私という人間はね、風呂の残り湯みたいな男でしてね、ほっとかれると、ちゃぽんとも言わず、そこにいつまでも溜まっているだけの男でして、誰かに掻き回してもらったり、汲み替えてもらったりしないと動きが付かない。

多分、付き合うと鬱陶しいくらい手間のかかる男なんだろうなぁと思いますよね。

ですから、うちの奥さんとか、隣の藤やんみたいな人が近くに居てくれて丁度よかったなと、折に触れ思うのでありますよ。

あの方達は、やたらと周りを掻き回す民族の方たちですからね。
ご本人たちには、掻き回しているお気持ちは無いでしょうけど結果的に掻き回してると言うね、民族の方たちですからね。

その方たちのお陰で、風呂の残り湯としては濁らずに済んでるわけですからね。

縁というものは、ありがたいものです。

これが、私の周りが全部ね、風呂の残り湯でしたら困難なことになりますよ。
日々、全員で澱んでいくばかりでね、もうドンヨリですよ。

加えて、風呂の残り湯には、風呂の残り湯を面倒みるだけの気概はありませんからね、お互いが、お互いを重荷と見てしまう恐れがありますね。

反対に、かき回す方たちは、かき回す方たちでね、かき回されたくない人の側にいたら迷惑がられる事もあるようでね、風呂の残り湯くらいが溜まってる方が気晴らしになるようですよ。

なんだか知らないけど、やりたい!やりたい!と騒いでると、その行為が自然と風呂の残り湯を掻き回してることになるわけですからね、当然掻き回す方の重荷にはならないわけでね、風呂の残り湯にしてみれば、どんどん掻き回されて、好いゾウ!好いゾウ!みたいな按配なんだろうかなぁと、思うわけですよ。

まぁ、常にだとは言いませんが。
ただまぁそんなことだと思うことがあるのですよ、折にふれね。

四十も幾つか歳を越えるとそんなことも思うわけですよ。

人間、個性というのは、きっと数え切れんほどあるのだろうなぁと思うとね、その個性の支え合いというものも、人知れずいろんな組み合わせがあるのだろうと推察いたしますね。

このところ来年のドラマの準備でね、私は、プロデューサーチームとして四宮Pと行動を共にする事が多くなりましたね。

あの方の生態も実に興味深くてですね、一緒に居て飽きる事が無いですね。

その四宮Pがですね、今日、取材の帰りに入った珈琲屋でね、何かの拍子にポツリと言ってましたよ。

「人は能力で評価しちゃいけないんだよ。その人の個性で評価しなければいけないんだよね」

自分に言い聞かせるように、思い出すようにつぶやいておりましたよ。

風呂の残り湯といたしましてはね、そんな言葉を上司の口から漏れ聞きますとね、「あぁ、残り湯だと見破られても、とりあえず安心だな」と安堵しましてね、昼飯の銀だら定食も美味しくいただけたということでありますよ。

四宮Pが、どこでそんな考えを持つようになったのか、どんな経験を踏んできたのか分かりませんが、おそらく、自分の苦い経験も踏まえてのことなのかなぁとも思ったりしたわけでありますよ。

私は、先日「人体の不思議展」で、本物の人体を目の当たりにしましてね、ただただ、私らの人体の出来具合の優秀さに驚嘆したのですよ。
こんなものがこの世に普通に実現してること自体が信じられないくらい不可思議に思えてしょうがないのですよ。

いったい誰が、この人体という、こんな物凄い仕組みを作り上げることに成功したのか。
そして、この人体が出来上がるまで、どれだけの途方も無い時間が必要だったのか。

もう分かる人はいませんよね。
ぼくらにその苦労を教えてくれる人は居ないのですよ。

ぼくらだって、自分の人体とは、生まれてこの方ずっと一緒だから、これであたり前だとしか思ってないし、ましてや人体の内部なんか見る機会も無いから、人体の驚嘆すべきありようなんか知ることも無いわけで、当然興味も湧かないわけですよね。

でも、ぼくらは、きっと誰かに託されたんですよね。
この人体という完璧なメカニズムをね。

「これ、やっと出来ましたから。これでもう、ちゃんと生きていけるはずですから。これが出来上がるまでに、ものすごい時間と犠牲が必要でしたけれど、これ、やっと出来ましたから」

人体を作り上げることに係わってきた、ぼくらの祖先が今いたら、そんなことも言ったろうかと思いますね。

「大切に、上手に使ってくださいね」

そんなことを言われたような気が、今、少しします。

じゃ、本日もなんの結論も無く日記終了。

また来週も来てください。
奥さんのみなさんもお元気で。

では、また来週お会いいたしましょう。

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7月1日(日)同じく深夜に第五夜?第九夜まで一挙放送!
(関東ローカルでの特別編成となります、全国放送ではありません)


(16:19 嬉野)