3月15日月曜日。藤村でございます。

3月15日月曜日。藤村でございます。

今日、次女の中学卒業式がありました。

中学生というのは、まるっきりの子供とも言えず、かといって青春まっただ中とも言えず、とても中途半端な時期。

男の子も女の子も、顔はニキビ面で、髪はボッサボサ、制服は寸足らずで、どうしようもなく青くさくて、どうしようもなくダサい。

子供のように無邪気ではいられず、かといって一人前でもなく、キレイにもなれず、かわいくもなれず、かっこよくもなれない。

校長先生が式辞で、

「みなさんには無限の可能性が広がっています」

なんて言ってたけれど、そんな見えない自分の可能性なんてものにまるで実感はなく、もっと身近な友達関係とか家族とか、周囲の切羽詰まった状況に対応するので精一杯。

体も心も、すべてが、途上の時期。

式の最中に涙ぐむ子が少しはいるけれど、だいたいは少し恥ずかしいのか無表情。

そんな青くさい卒業生たちが教室に戻ると、担任の先生がみんなに花を一本づつ手渡して、こんな言葉をかけていました。

「家に帰ったらこの花を花瓶に差して、枯れるまでは中学校生活のことを思い出してください。でも枯れてしまったら、全部忘れてください」

正しい言葉だと思います。

子供でも大人でもない、中途半端な者たちが共に過ごした3年間は、楽しいことよりも、むしろイヤなことの方が多かったかもしれない。仲間に振り回されるばかりの毎日だったかもしれない。でも、それは仕方のないこと。そんな途上の時期にいつまでもとらわれていないで、さっさと次に進みなさい。中学のこと、全部忘れてもなんの問題もありません。あなたたちは、ちゃんと次に進めます。

たぶん先生は、そんなことを言いたかったんじゃないだろうか。

卒業式で在校生たちの合唱に見送られて退場していく次女は、顔を手でおおって泣いていました。でもすべてが終わり、友達との別れを惜しんでいつまでも語り合うような、そんな大人びた器用な別れはできず、いつものようにふらっと下校して、いつものように「ハラへったー」と帰ってきました。

そう、それでいい。

おれもおんなじでした。卒業式の日に、いつものようにラグビー部の友達と帰りながら、「もうこいつらと一緒に帰るのも最後かぁ」と思いつつも、結局いつものようにあっけなく別れて、それっきりみんな別の高校へ行きました。連絡を取り合って会うでもなく、もうそれっきり。

それがつい先月、

「実家をたどって連絡先を聞いたんだ」

と、中学のラグビー部で一緒だったやつから不意に電話がありました。

来月名古屋でラグビー部のやつらが集まって同窓会をやることになった。おまえ、来れるかと。

行くにきまってる。遠い札幌だけど、行くにきまってる。

あの中学の卒業式から、いつのまにか30年も経っていました。

ぴっちぴちのダサい詰め襟の学生服で、丸い筒をぶんぶん振り回して、「んじゃー」と言ってあっけなく別れたその日から、もう30年。

みんなたぶん、あの頃とは違って、いつまでも飲み終わらない、いつまでも帰らない、くどいおっさんたちになっているんだろう。


よし、また明日。


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残るは3月24日からの道内HTBグッズ販売店での店頭販売、及びHTBオンラインショップでの通販となります。









(21:11 藤村)

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